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第8回 世界ラーメンサミット

2012年5月19日(土) ~21日(月)

天津宣言

中国天津にて第8回 世界ラーメンサミットが開催された。世界各国からのインスタントラーメンメーカー並びに関連業界各社は、「民以食為天」(Instant Noodles for Better Life) をテーマに議論を重ね、インスタントラーメンの使命を改めて確認した。

インスタントラーメンは有事の際に大きな役目を果たしてきた。ここ中国に於いては、2008年の四川地震、2010年の青海地震の際に、世界ラーメン協会 (WINA) では会員企業の協力の下、大量のインスタントラーメンを提供した。他国においても、昨年の東日本大震災、タイの洪水、フィリピンの台風等々の大規模災害でインスタントラーメンは力を発揮した。絶望と不安の淵にいる被災者たちは、この暖かい一杯に大きな安らぎを感じてくれる。空腹を満たすだけの他の非常食とは違う、インスタントラーメンならではの価値がここにある。我々はインスタントラーメンを通じての支援を拡充すべく、WINA災害食料救援基金の50万ドルの即時補充を決めると共に理事会社および会員各社からの寄付を募ることを決議した。

インスタントラーメンの役割は災害時に留まるものではない。昨年、地球人口は70億人を超えた。2050年には人口100億人に達するとも言われる。食糧危機が叫ばれている状況下、インスタントラーメンの年間総需要は982億食となった。インスタントラーメンへの期待は大きい。「美味しく栄養がある」「簡便である」「安全で衛生的」「長期保存が可能」「手ごろな価格」という5要件全てを満たす食品であるためだ。

とりわけ食の安全に対して、インスタントラーメン業界は全力で取組んできた。この姿勢は今後とも貫く覚悟である。我々は、企業間のフェアな競争は消費者の選択肢を広げるために厳守すべきものと捉えている。また、消費者を守るためには食品安全および環境保護に関する情報は、非競争分野として、WINAをベースに共有してゆく必要性を確認した。昨今、食の安全を揺るがす事件が多い。我々は危害物質をなくす努力を惜しまない。しかしながら、人体に影響が認められない程度の混入事故でも、市中の全ての在庫を回収、破棄するような風潮には警鐘を鳴らしたい。人体には許容量というものがあり、有か無という指標だけで判断するのは合理性を欠く。そればかりか、資源の浪費や地球環境悪化にもつながる。マスコミや消費者の皆様には、科学的根拠に基づいた耐容摂取量などを踏まえての御対応をお願いしたい。

我々は、食の安全に引続き邁進することを誓う。そして、良質の商品を提供することが世の為になるとの思いを胸に、インスタントラーメンを通じて社会に貢献してゆくことを、食の都、中国天津の地で宣言する。


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