2023年5月、WINAは2022年のインスタントヌードル総需要を発表しました。過去最大の1,212億食となり、年々その需要を伸ばしています。
 麺と並ぶ主食として、お米も世界中でよく食べられていますが、果たしてどのぐらい消費されているのでしょうか。（昨年の旧ニュースレターで、パスタの世界消費量を紹介しましたが、あいにく最新データが入手不可であったため、こちらはまた来年以降比較したいと思います。）
 米国農務省（USDA）の統計によると、2022年の世界での消費量は約5.18億トン¹⁾で、1食あたりを約70gと仮定し単純計算すると、なんと約7.4兆食分にも上ります。世界的な人口増加も相まって需要が増加しているものと思われ、来年以降も増加が予測されています。
 従来からお米はお酒やお餅、そしてスナック菓子など、多くの食品に使われており、世界の人々にとって大変身近な穀物であることがわかりますね。
 稲作は紀元前5000年前²⁾、今からおよそ7000年前に始まったと言われており、古い歴史を持ちます。 1958年に誕生したインスタントヌードルは、お米と比較するとまだまだ若いですが、人々の生活習慣や嗜好が変化する中で、インスタントラーメンはこれまでの不変の価値（①おいしい ②安全安心 ③簡便調理 ④長期保存 ⑤安価）を大切にしながら、栄養・健康や環境保全などにも注力し、世界中の人々にこれからも愛される食品であり続けたいと思います。（WINA事務局）